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2024.04.18
今からできる家庭の脱炭素化
担当者 : 小川 祐貴

小川です。
23年度の弊宅でのエネルギー需給についてデータがまとまりましたので、動画にしました。

 

 

外皮の断熱性(+気密性)=躯体性能をしっかり高めておくことで省エネかつ快適性が相当向上することを実感しています。
ZEHにするだけならオール電化+大きな容量の太陽光発電で十分ですが、住心地や健康への影響を考えると躯体性能が重要だと感じています。
金銭面では特に太陽光発電+EVでのコスト削減効果が大きくなりました。
特に太陽光発電はほぼ10年で元がとれる収益性の高い投資となっています。

 

V2Hは金銭的なメリットは今のところ出せないものの、自給率向上やCO2排出量削減にはかなりの貢献がありました。
また、外部からの電力供給を受けられなくなってもEVに電気を貯めていればいつもと同じように電気が使える点はV2Hの最大のメリットだと思います。

 

※蓄電池でも同じことが可能ですが、蓄電池そのものの蓄電容量(kWh)は住宅用蓄電池よりEVの方が大きくなるケースがほとんどです。
宅内への出力(kVA)や電圧(V)にも注意が必要です。蓄電池は宅内への出力が3kVA以下、電圧100Vが多く200Vのエアコンなどを使用できないことがあります。V2Hは機種にもよりますが弊宅で使用している出力6kVAかつ電圧200Vのものであれば全ての機器を使えますし、同時に複数の機器を使用しても問題ありません。
何より、V2Hで使う電池は人や荷物を乗せて走れます(!)

 

今後、V2Hシステムの性能向上や価格低減、太陽光発電の買取価格下落、日中以外の時間を中心とするの電気料金単価の上昇などがあると、V2Hの経済的な価値は相対的に高まると考えられます。
任意の時間帯で家庭から市場価格見合いで売電できるようになるとさらに経済的な価値が高まりそうです。
V2Hシステムについてはお金にあらわれる価値と、お金であらわせない価値を把握した上で、購入するかどうかの判断をするとよさそうです。

 

※本記事及び動画は弊宅1件についてのデータに基づいており、全てのケースで同様の結果が得られることを保証するものではありません。また、個別の設置検討に関するお問合せにはお答えいたしかねます。

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